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TOEIC900点目指して


by fshohei
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受動態にできないもの

目的語を持つ能動態の全ての文章が受動態に書き換えられるわけではない。つまり全ての他動詞が受動態にできるわけではない。例えば以下に挙げるようなものである。

become(似合う)
bet(賭ける)
enter(入る)
escape(逃れる)
have(持っている)
lack(欠く)
resemble(似ている)
stand(我慢する)
suit(似合う)

これらは直感でわかって欲しい。

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# by fshohei | 2004-11-30 20:44 | レッスン
今回の内容の副詞はいわゆる「様態を表す副詞」のことを指し、「形容詞+ly」および「hard」、「fast」、「well」、「ill」などがその種に分類される。

「副詞の位置は文末」というのは英文法の基本中の基本である。もちろん副詞が分や節の最後にないケースはいくらでもある。しかしノンネイティブ、特に世界一英語下手な日本人がそれらの原則を押さえることが肝要なのは言うまでもない。受動態の文章ではその「様態を表す副詞」はbe動詞と過去分詞の間にくることが多い。

The manager handles customer complaints carefully.
Customer complaints are carefully handled by the manager.

副詞の位置に注意すると能動態と受動態の文章ではそれが違うことに気づくだろう。

また受動態には二種類あり、「動作」を表すものと「状態」を表すものがある。さらにそれが同じ動詞の場合もある。

The shop is closed at eight o'clock.
The shop is closed on Sunday.

文脈にもよるが、通例上の文章は店を「閉める」という「動作」、下は店が「閉まっている」という「状態」を表している。ではその「動作」だということを受動態の形を残したまま強調して言いたい場合はどうしたらよいだろうか。それは「get」や「become」などを用いて受動態とすすことができる。しかしこれは文法的に解釈によっては「be動詞+形容詞」の派生型とも考えられる。いずれのように解釈しても大きな問題はないだろう。

The shop got closed at eight o'clock.(「get」を用いた受動態)
I got poorer than before.(「be動詞+形容詞」の派生型)

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# by fshohei | 2004-11-28 07:51 | レッスン
結論から言うと、日本人として生きるというコンテクストでは「勝てる」。帰国子女の場合TOEICで、

リスニング495+リーディング350=845点

という摩訶不思議な点数があり得るようだ。帰国子女ではない場合、この得点差、しかもリスニング満点にもかかわらず、リーディングは中級(なぜならその倍が700点であり、それはあくまで「中級」と言えるから)というのは到底信じられない。

私は中学時代後半つまり高校受験の時に英語が最も得意な科目で、予備校でもクラスの帰国子女に小テストや模擬テストで十分勝ち越していたような記憶がある。

では大和撫子(=英語が喋れない)が帰国子女(=英語が喋れる)にペーパーテストの点数で勝つということはすなわち「受験英語は使えない」ということを意味するのだろうか?例えばアカデミックの世界で修士以上の学位を取るという時にライティングのスキルが一番重要であるといっても過言ではない。いざライティングとなると、特にアカデミックライティングとなると帰国子女はガチガチの受験英語戦士に歯が立たないのが現実である。

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# by fshohei | 2004-11-27 10:50 | 脱線

受動態の原則

「whom」は唯一格変化のある疑問詞「who(主格)-whose(所有格)-whom(目的格)」の「whom」である。しかしどちらかというと、「you-your-you」のノリで「who」を目的格として使うこともある。概して口語においては「who」、書き言葉では「whom」という意識でいいだろう。

ここで疑問詞「who」、「whom」を使った受動態の形であるが、原則として二通り挙げる。

By whom was this book written?
Who was this book written by?

「by」が直接語を従えるときはその語は目的格(を持っているなら)である必要がある。しかし「whom」単独では幾分「ばつが悪い」というニュアンスで「by」が離れると「who」を使うと覚えるとよいだろう。

もちろんこの文章は前も言ったように受動態の文章という括りでいうと例外的である。なぜなら受動態の文章は通常行為者を明示しないからである。

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# by fshohei | 2004-11-26 17:33 | レッスン

スパルタだけに

低レベルな英文法の本に書いてあることはここでは書くつもりはない。

文法を学ぶエッセンスは二つあって、一つは基礎的な文法力をつけることである。例えば時制についていえば、過去形は現在形からどうやって作るか、未来のことを言う文章はどのように作るか、などである。もう一つはその規則的な当てはめだけでは理解できない事項や、実際の使われる英語という観点から観たときに必要な考え方やとらえ方を理解するということである。

つまり低レベルな英文法の本に書いてあることはその基礎的な文法力をつけるために使えばよいのである。また誰がどう書こうがその内容は変わらない。例えば現在完了の文書を教える人は誰もが同じ方法でそれを教えるだろう。しかしそこで過去形と現在完了はどのように使い分けたらよいかなど説明も理解も難しいことは試験でもそこまで厳しく要求されることも多くないためないがしろにされがちである。

しかし、そういった部分を通り過ぎていくと、基本レベルの受験英語の域を抜けることができないばかりではなく、ハイレベルを目指そうとしたときに壁にぶつかる。そしてその壁にぶつかったときにはもう後戻りができず、手遅れとなり、その後いくらその忘れてきた部分を勉強しようとしてもすることはできないだろう。なぜなら適当にそこそこのレベルまで到達していると一度思いこんでいるときに、壁にぶつかってもそれが壁だとは思うことができないからである。

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# by fshohei | 2004-11-23 18:09 | 脱線